- 四季
- 「………………」
- ラピス
- 「………………」
- 四季
- 「……どうしたの、じっと見つめて」
- ラピス
- 「キスしないのかなって思って」
- 四季
- 「えっ……」
            四季はまるで子どものような
            恥じらいの表情を見せた。
            暗くてよくわからないのが残念だけれど、
            もしかすると頬も紅色に染まっているかもしれない。
            
- 四季
- 「えっと……その……いいの?」
- ラピス
- 「だって、私たち付き合ってるんでしょう?」
- 四季
- 「そ、そうだよね……」
            呟くように言った後、彼は大きく息を吐いた。
            
- 四季
- 「……ヤバいぐらい恥ずかしいけど……それ以上に嬉しい」
- ラピス
- 「……ふふ」
- 四季
- 「……本当に、いいんだね?」
ゆっくりと頷くと、四季の唇が近づいてきた。
