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???
「これ、落ちましたよ」
ラピス
「あ、ありがと……!?」

小瓶と受け取ろうとした手を思わず止める。

そこにはベンチの後ろに隠れるようにしゃがみ、
手だけをにょきっと出す男性の姿があった。

ラピス
「え、あの……」

どうしてこんなところに隠れているのかわからず、
戸惑ったままの私に彼が微笑みかける。

???
「これ、君のだよね」
ラピス
「あっ……は、はい、ありがとうございます」

小瓶を受け取り、首からかけ直して
服の中へと滑り込ませる。
こんなに大切なものを落としたりしたらいけない。

???
「可愛い瓶だね。何を入れるためのものなの?」
ラピス
「……ううん、特に目的があるわけじゃないの。ただ、綺麗だから持ってるだけで」

どうしてこんなことを聞かれるのかわからなくて、私は少し警戒しながら答えた。

???
「そうなんだ。瓶に変わった模様が入っていたから、
アンティークものかなと思って興味があったんだ」
dazkarat

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